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生コンの計算方法土間・布基礎・ベタ基礎のコンクリート量(立米)

生コンの量は、打つところの寸法をメートルに直して掛け合わせた体積(m³、立米)で出します。土間なら掛け算1回、布基礎やベタ基礎は底盤と立ち上がりに分けて計算します。この記事では、形ごとの生コンの計算方法と計算例、割増しの考え方、生コン車の台数の出し方、砕石の量までをまとめます。注文する量は現場や生コン工場によって考え方が違うので、最後は打ち合わせで決めてください。

生コンの量の計算の基本

寸法をmに直して掛ける

生コンの量は体積(m³)で数えます。「立米(りゅうべい)」とも呼びます。寸法をmmで測った場合は、1,000で割ってmに直してから掛けると、そのままm³になります。

例:長さ5,000mm・幅3,000mm・厚さ100mm → 5 × 3 × 0.1 = 1.5m³

コンクリート1m³の重さ

普通のコンクリートの重さは、1m³あたり約2.3トンです。鉄筋が入った鉄筋コンクリートとして見るときは、約2.4トンで考えることが多くなります。1.5m³の土間なら、約3.5トンのコンクリートを打つことになります。

土間コンクリート(スラブ)の計算

長さ × 幅 × 厚さ

長方形の土間は、長さ × 幅 × 厚さ です。上の例のとおり、5m × 3m、厚さ100mmで1.5m³です。

形が複雑な土間

L字形などの土間は、長方形に分けてそれぞれ計算して足します。一部だけ厚さが違う場合(車が乗る部分だけ厚くするなど)も、厚さごとに分けて計算します。

勾配がある土間

水勾配をつけた土間は、厚さが場所によって変わります。平均の厚さ(いちばん厚い所と薄い所の中間)で計算するのが簡単です。

布基礎の生コンの計算

布基礎の断面。底盤の幅450・厚さ150、立ち上がりの幅150・高さ400
底盤と立ち上がりに分けて断面積を出します。寸法は一例です。

底盤と立ち上がりに分けて計算する

布基礎は、逆T字の断面をしています。底盤(フーチング)と立ち上がりに分けて、それぞれ「断面積 × 基礎の長さ」で計算して足します。

底盤の幅450mm・厚さ150mm、立ち上がりの幅150mm・高さ400mm、基礎の長さの合計が40mなら、

  • 底盤:40 × 0.45 × 0.15 = 2.7m³
  • 立ち上がり:40 × 0.15 × 0.4 = 2.4m³
  • 合計:5.1m³

基礎の長さの測り方

基礎の長さは、基礎の芯(中心線)で測った長さをすべて足します。角や、基礎どうしが交わる所では、芯で測ると少し重なったり足りなかったりしますが、目安の計算ではこの差は小さいので、芯の長さで計算するのが一般的です。細かく出すときは、交わる部分を差し引きます。

ベタ基礎の生コンの計算

底盤(スラブ)と立ち上がり

ベタ基礎は、建物の下全体の底盤と、その上の立ち上がりに分けて計算します。

底盤9,100 × 7,280mm・厚さ150mm、立ち上がりの幅150mm・高さ400mm・長さの合計50mなら、

  • 底盤:9.1 × 7.28 × 0.15 = 約9.94m³
  • 立ち上がり:50 × 0.15 × 0.4 = 3.0m³
  • 合計:約12.94m³

ベタ基礎で足し忘れやすい部分

外周の底盤を深くした部分(根入れ)や、地中梁、底盤を部分的に厚くした所は、上の計算に入っていません。図面を見て、別に計算して足します。逆に、人通口や換気口などの欠き込みは差し引きます。

独立基礎・柱の生コンの計算

四角い独立基礎

長さ × 幅 × 高さ × 個数 です。1,000 × 1,000mm・高さ500mmの基礎が4個なら、1 × 1 × 0.5 × 4 = 2.0m³です。

丸い柱・円柱

π × 直径² ÷ 4 × 高さ × 本数 です。直径300mm・高さ1,000mmの円柱が3本なら、3.1416 × 0.3² ÷ 4 × 1.0 × 3 = 約0.21m³です。ボイド管で打つ柱や、フェンスの基礎などに使います。

割増しと生コン車の台数

割増しを見込む

実際に打つと、型枠のふくらみ、地面の凹凸、ポンプや車に残る分などで、計算より多く必要になります。そのため、計算した量に割増しを足して注文します。割増しの割合は現場や会社によって違うので、決まった割合を使ってください。

例:ベタ基礎12.94m³に5%を足すと、12.94 × 1.05 = 約13.58m³

生コン車の台数

台数は、割増し後の量を1台に積む量で割り、端数を切り上げた数が目安です。1台に積める量は、車の大きさや生コン工場によって違います。1台4m³として計算すると、13.58 ÷ 4 = 3.4 → 4台です。実際の台数と最後の1台の量は、生コン工場と打ち合わせて決めます。

生コンは、練ってから使える時間が決まっています。JIS A 5308では、工場で練り始めてから現場に着くまでを1.5時間以内としています。公共建築工事標準仕様書では、練り混ぜから打ち終わりまでを、外気温25℃以下で120分以内、25℃を超えると90分以内としています。車の間隔は、打つ速さに合わせて決めます。

砕石の量の計算

土間やベタ基礎の下に敷く砕石は、面積 × 砕石の厚さ で出します。9.1 × 7.28mの範囲に100mm敷くなら、9.1 × 7.28 × 0.1 = 約6.62m³です。

砕石は、締め固めると体積が減ります。どれくらい多めに頼むかは、砕石の種類や締め固め方で変わるので、仕入れ先と相談して決めます。

生コンの計算についてよくある質問

立米(りゅうべい)とは何ですか

立方メートル(m³)のことです。1m × 1m × 1mの量で、1,000Lです。

生コンは何m³から頼めますか

少ない量から受けてくれるかどうか、少量のときの割増し料金などは、生コン工場によって違います。事前に工場に確認してください。

厚さ10cmの土間1m²に何m³必要ですか

1 × 1 × 0.1 = 0.1m³です。面積(m²)に厚さ(m)を掛ければ、すぐに出せます。

計算した量ぴったりで頼んでもいいですか

足りなくなると、打ち継ぎができたり、追加の車を待つ時間ができたりします。割増しを見込んで頼むのが一般的です。

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