ケーブルラックの支持間隔電線管・PF管・ケーブルの支持間隔一覧
ケーブルラックや電線管の支持間隔は、国土交通省の公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)や、経済産業省の「電気設備の技術基準の解釈」で決められています。この記事では、ケーブルラックの水平・垂直の支持間隔、ラック上のケーブルの固定間隔、金属管・PF管・硬質ビニル管などの支持間隔、造営材に沿わせるケーブルの支持間隔を一覧にまとめます。値は標準仕様書(令和7年版)のもので、民間の工事では設計図書の指定に従ってください。
ケーブルラックの支持間隔
| 区分 | 支持間隔 |
|---|---|
| 水平・鋼製のラック | 2m以下 |
| 水平・その他(アルミ製など) | 1.5m以下 |
| 垂直 | 3m以下(配線室などでは6m以下の範囲で各階支持も可) |
- 直線部のほか、接続部やラックの端部の近くでも支持します。
- 吊りボルトは、ラックの幅が呼び600mm以下なら呼び径9mm以上、600mmを超えるなら12mm以上とされています。
- アルミ製のラックは、異なる金属が触れて腐食しないように取り付けます。
ラック上のケーブルの固定
ラックに載せたケーブルは、水平部は3m以下、垂直部は1.5m以下ごとに固定します(トレー形のラックの水平部は除く)。電力ケーブルは、原則として積み重ねないこととされています。
電線管の支持間隔
| 配管の種類 | 支持間隔 |
|---|---|
| 金属管(隠ぺい・露出) | 2m以下(管の接続点や端の近くも固定) |
| PF管・CD管(隠ぺい) | 1.5m以下 |
| PF管・CD管(コンクリート埋込みで鉄筋に結束) | 1m以下 |
| PF管(露出) | 1m以下 |
| 硬質ビニル管 | 1.5m以下 |
| 金属製可とう電線管(プリカなど) | 1m以下(垂直で人が触れるおそれがない場合などは2m以下)。接続点と管端から0.3m以下で固定 |
| 金属線ぴ | 1種はベースを1m以下、2種は1.5m以下 |
| 金属ダクト | 3m以下(配線室などで垂直の場合は6m以下の範囲で各階支持も可) |
| ライティングダクト | 2m以下(1本につき2か所以上) |
| バスダクト | 3m以下 |
電技解釈でも、合成樹脂管の支持点間は1.5m以下とされています(第158条)。金属管の支持間隔は電技解釈には規定がないので、標準仕様書の値が目安になります。
造営材に沿わせるケーブルの支持間隔
| 施設の場所 | 支持間隔 |
|---|---|
| 造営材の側面・下面の水平方向 | 1m以下 |
| 人が触れるおそれがある場所 | 1m以下 |
| その他の場所 | 2m以下 |
| ケーブルの接続箇所から | 0.3m以下 |
標準仕様書(表2.10.2)の値です。電技解釈第164条では、造営材の下面・側面に沿わせるケーブルの支持点間は2m以下(接触防護措置を施した場所で垂直に取り付ける場合は6m以下)、キャブタイヤケーブルは1m以下とされています。
垂直の管路内の電線の支持
垂直の管路に入れた電線は、自重で下がらないように、プルボックス内などで支持します。標準仕様書では、電線の太さに応じて次の間隔以下で支持するとされています。
| 電線の太さ | 支持間隔 |
|---|---|
| 38mm²以下 | 30m以下 |
| 100mm²以下 | 25m以下 |
| 150mm²以下 | 20m以下 |
| 250mm²以下 | 15m以下 |
| 250mm²を超えるもの | 12m以下 |
支持間隔についてよくある質問
ケーブルラックの支持間隔は
標準仕様書では、水平は鋼製で2m以下、アルミ製などその他は1.5m以下、垂直は3m以下です。
PF管の支持間隔は
隠ぺい配管で1.5m以下、露出配管で1m以下です。コンクリートに埋め込んで鉄筋に結束する場合は1m以下です。
電線管の曲げの決まりは
標準仕様書では、曲げ半径は管の内径の6倍以上、曲げ角度は1か所90°以下です。分岐回路の配管の1区間の屈曲は4か所以下で、合計270°以下とされています。細い管(金属管25mm以下、PF管22mm以下)は、施工上やむを得ない場合に曲げ半径を小さくできます。









