型紙を原寸で印刷するコツ倍率100%の設定とA4の貼り合わせ方
展開図を原寸で印刷したのに、測ってみたら少し小さい。型紙を使うときにいちばん多い失敗です。この記事では、原寸で印刷するための設定と、A4を貼り合わせて大きな型紙を作るときのコツをまとめます。
原寸にならない原因は「用紙に合わせる」
パソコンやスマホの印刷画面には、たいてい「用紙に合わせる」「ページに合わせて縮小」といった設定があり、最初から有効になっていることがあります。これが有効のままだと、余白の分だけ全体が数%小さく印刷されます。
型紙を印刷するときは、次の2つを必ず確認してください。
- 倍率(拡大・縮小)を100%にする。
- 「用紙に合わせる」「ページに合わせる」のチェックを外す。
型紙は「原寸で印刷」ボタンから印刷します。「図面枠で印刷」は、図が枠に収まらないと縮尺をかけて1枚にまとめるので、型紙には使えません。
印刷したら、まず100mmの線を測る
展開図ラボの原寸印刷では、各ページの下に100mmの確認線を入れています。印刷したら、型紙を切る前にこの線を定規で測ってください。100mmちょうどなら原寸です。99mmや97mmなら、倍率の設定を見直して印刷し直します。縦方向も確かめたいときは、ページの点線の枠を測ります。枠は横186mm・縦262mmです。
プリンターによっては、100%で印刷してもわずかに伸び縮みすることがあります。大きな型紙ほど差が積み重なるので、全体の長さが重要なものは、組み上げた型紙の全長も測っておくと安心です。
A4を貼り合わせるコツ
A4に収まらない型紙は、複数のページに分けて印刷されます。1枚目は、どのページをどこに置くかを示した配置図です。
- 配置図を見ながら、ページを番号順に並べます。
- 片方のページを点線の枠に沿って切り、隣のページの十字に重ねて、光に透かして位置を合わせます。
- 表からテープで仮止めし、ずれがないのを確かめてから裏もテープで留めます。
- 最後に全体の寸法を測り、印刷前の数値と合っているかを確かめます。
紙は湿気で伸び縮みします。雨の日の現場に持ち出す型紙は、貼り合わせたあとで厚紙や薄い板に写しておくと、何度も使えて寸法も狂いにくくなります。
パイプに巻く型紙は、少し厚い紙が扱いやすい
パイプに巻きつけて使う型紙は、普通紙だと巻いたときにしわが寄りやすくなります。少し厚手の用紙に印刷するか、印刷した型紙を厚紙に写してから使うと、切断線をきれいにけがけます。型紙の下側の直線を、管端から離れた位置に引いた基準線に合わせ、曲線の山が管端の側を向くように巻きます。巻き終わりの位置が型紙の端と合っているかを確かめてから写してください。
印刷できる環境がないとき
現場でプリンターが使えない場合は、ツールに出る寸法表を使えば、印刷しなくても同じ線を引けます。管の円周を等分して印を付け、表の数値を各点から測って結ぶ方法です。くわしい手順は、パイプの斜め切りの記事で説明しています。
よくある失敗
「用紙に合わせる」のまま印刷する
いちばん多い失敗です。余白の分だけ全体が数%小さくなります。倍率100%にして、100mmの線で確かめてから型紙を切ります。
貼り合わせで少しずつずれる
枠の線から少しずれて切ると、ページをつなぐたびにずれが積み重なります。十字を光に透かして重ね、最後に全体の長さを測ります。
湿った紙の型紙を使い続ける
紙は湿気で伸び縮みします。何度も使う型紙は、厚紙や薄い板に写しておきます。
原寸印刷についてよくある質問
印刷すると少し小さくなるのはなぜですか
印刷の設定で「用紙に合わせる」などの縮小が有効になっていることがほとんどです。倍率を100%にし、縮小のチェックを外して印刷し直します。
原寸になっているかはどう確かめますか
各ページの下にある100mmの確認線を定規で測ります。縦方向は、点線の枠(横186mm・縦262mm)を測ります。
A4に入らない大きな型紙は
複数のページに分けて印刷されます。1枚目の配置図を見て並べ、点線の枠で切って四隅の十字を重ねて貼り合わせます。









