配管工の年収と給料平均523万円の内訳と年齢・経験年数・会社の規模・都道府県の違い
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配管工の年収を、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年)と職業情報提供サイト(job tag)、国土交通省の公共工事設計労務単価(令和8年3月から適用)で調べました。全国の平均だけでなく、年齢・経験年数・会社の規模・都道府県で、どこに差があるかを数字で整理し、年収を上げる道を展開図ラボの考えでまとめます。
配管工の平均年収
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 年収 | 523.1万円 |
| 平均年齢 | 42.9歳 |
| 月の給与 | 36.86万円 |
| 年間賞与 | 80.75万円 |
| 有効求人倍率 | 11.03倍 |
賃金構造基本統計調査(令和7年)の「配管従事者」の値で、job tagの配管工の年収と同じです。年収は「きまって支給する現金給与額(残業代を含む月給)× 12 + 年間賞与」で計算した値です。対象は従業員10人以上の会社に雇われている人で、一人親方など自営の人の収入は入っていません。有効求人倍率は令和7年度の値です(job tag)。
job tagでは、配管工の仕事を、給水・排水などの衛生配管と、冷暖房などの空調配管に大きく分けています。賃金は日給月給制が多いとしています。
年齢による違い
| 年齢 | 年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 372.3万円 |
| 25〜29歳 | 433.0万円 |
| 30〜34歳 | 477.8万円 |
| 35〜39歳 | 563.2万円 |
| 40〜44歳 | 548.3万円 |
| 45〜49歳 | 596.7万円 |
| 50〜54歳 | 620.4万円 |
| 55〜59歳 | 632.2万円 |
| 60〜64歳 | 505.2万円 |
賃金構造基本統計調査(令和7年)の第5表から、上と同じ式で計算した値です。いちばん高いのは55〜59歳の632.2万円で、20代前半から30代後半までに約190万円上がります。
経験年数による違い
| 経験 | 月の基本給 | 年収の目安 |
|---|---|---|
| 0年 | 24.07万円 | 293.6万円 |
| 1〜4年 | 27.73万円 | 388.1万円 |
| 5〜9年 | 30.47万円 | 450.4万円 |
| 10〜14年 | 37.35万円 | 543.5万円 |
| 15年以上 | 37.59万円 | 548.9万円 |
同じ調査の第14表です。この表には残業代を含む月給がないため、「所定内給与(月の基本給)× 12 + 年間賞与」で計算した、残業代を除いた目安です。上の平均年収とは式が違うので、並べて比べないでください。経験0年の賞与が少ないのは、賞与が前の年の1年分で集計されるためと考えられます。
月の基本給は、経験0年から10〜14年までで約1.55倍になり、その後はほとんど伸びません。
会社の規模による違い
| 従業員数 | 年収 | 年間賞与 |
|---|---|---|
| 5〜9人 | 443.3万円 | 48.61万円 |
| 10〜99人 | 514.6万円 | 73.17万円 |
| 100〜999人 | 541.1万円 | 112.36万円 |
| 1,000人以上 | 640.0万円 | 152.59万円 |
同じ調査の第1表です。1,000人以上と10〜99人の年収の差125.4万円のうち、79.4万円が賞与の差です(展開図ラボの計算)。月の基本給(所定内給与)は、どの規模でも30.6〜33.9万円で、賞与ほどの差はありません。なお、配管従事者の8割以上は10〜99人の会社で働いています。
都道府県による違い
| 都道府県 | 年収 |
|---|---|
| 大阪府 | 651.3万円 |
| 兵庫県 | 628.7万円 |
| 福岡県 | 573.1万円 |
| 埼玉県 | 558.2万円 |
| 愛知県 | 545.2万円 |
| 神奈川県 | 538.0万円 |
| 東京都 | 509.6万円 |
| 北海道 | 404.0万円 |
job tagの都道府県別の値です。都道府県ごとの集計は人数が少なく、年によって大きく動くことがあるので、順位よりも目安として見てください。
公共工事設計労務単価
国土交通省の公共工事設計労務単価(令和8年3月から適用)では、配管工の1日(8時間)あたりの単価は、東京都30,100円、大阪府28,200円、愛知県27,700円、福岡県26,500円で、47都道府県すべてで前の年より上がりました。47都道府県の値を単純に平均すると約27,000円、前の年より約5.8%の上昇です(展開図ラボの計算で、国の公表値ではありません)。
この単価は、公共工事の工事費を積算するためのもので、残業・休日の割増や手当は含まれていません(国土交通省)。一人ひとりに支払われる日給そのものではないので、日額に日数を掛けて年収とするのは正しくありません。
ほかの職種との比較
| 職業 | 年収 |
|---|---|
| 配管工 | 523.1万円 |
| 電気工事士 | 628.1万円 |
| 建築施工管理 | 679.1万円 |
job tagの値です。電気工事士との差105.0万円のうち、53.6万円が賞与の差です(配管80.75万円、電気134.31万円)。月の基本給の差は2.6万円です(展開図ラボの計算)。
年収を上げる道(展開図ラボの考え)
ここからは、上の数字をもとにした展開図ラボの考えです。
最初の10年で技能を固める
月の基本給は経験10年ほどまでよく伸び、その後は横ばいになります。最初の10年で、溶接やねじ切り、図面を読む力などの技能をしっかり身につけることが、そのまま給与につながります。技能の証明には、技能検定の配管技能士があります。
賞与のある会社を選ぶ
会社の規模や職種による年収の差は、多くが賞与の差です。転職や就職のときは、月給だけでなく、賞与の実績と支給の条件を確かめます。
資格で任される仕事を広げる
水道の給水装置工事をする指定業者は、事業所ごとに給水装置工事主任技術者を置かなければなりません(水道法第25条の4)。現場に置く主任技術者や、大きな現場の監理技術者になるには、管工事施工管理技士などの資格が道になります。資格の有無で年収がどれだけ変わるかを示した公的な統計は見当たりませんでしたが、任される仕事の範囲は広がります。
施工管理へ進む
建築施工管理の年収の平均は679.1万円で、配管工より156.0万円高い水準です。配管の図面や納まりがわかることは、設備の施工管理の仕事でそのまま強みになります。職人から施工管理へ移るときの数字や進み方は、職人から施工管理に転職するにはでまとめています。
職人・現場作業員を専門にした転職の相談窓口に、株式会社RSGの「職人から施工管理エージェント」があります。公式サイトでは、施工管理を目指す職人・現場作業員専門の転職エージェントとしていて、登録は無料、経験職種に配管工を選んで登録できます。
よくある勘違い
「労務単価×日数が年収」
公共工事設計労務単価は工事費を積算するための単価で、個人に払われる日給そのものではありません。
「都道府県の順位がそのまま稼げる地域」
都道府県別の値は人数が少なく、年ごとに大きく動きます。順位より、地域の求人の実際の条件で比べます。
「平均年収は一人親方も含む」
賃金構造基本統計調査は会社に雇われている人の統計で、一人親方の収入は入っていません。
配管工の年収についてよくある質問
配管工の平均年収はいくらですか
賃金構造基本統計調査(令和7年)とjob tagで523.1万円、平均年齢は42.9歳です。
配管工の年収がいちばん高いのは何歳ですか
同じ調査では、55〜59歳の632.2万円がいちばん高い値です。
見習いの配管工の給料はいくらですか
経験0年の月の基本給(所定内給与)は24.07万円です(同じ調査の第14表)。残業代と賞与は含みません。
配管工と電気工事士はどちらが年収が高いですか
job tagでは電気工事士が628.1万円、配管工が523.1万円です。差の多くは賞与の差です。









