2×4材のサイズ一覧204・206の実寸とフィート換算、使い分け
2×4(ツーバイフォー)材は、呼び名は「2インチ×4インチ」ですが、実際の寸法は38×89mmです。この記事では、枠組壁工法構造用製材の日本農林規格(JAS 0600)をもとに、204・206・208などの寸法型式ごとの実寸、呼び名と実寸が違う理由、長さのフィートとmmの換算、樹種と等級、ツーバイフォー工法でどの部材にどの材を使うかをまとめます。
2×4材の寸法一覧(JASの規定寸法)
JAS 0600の表1では、寸法型式ごとに乾燥材と未乾燥材の寸法が決められています。
| 寸法型式 | 呼び名 | 乾燥材(厚さ×幅) | 未乾燥材(厚さ×幅) |
|---|---|---|---|
| 104 | 1×4 | 19 × 89 | 20 × 90 |
| 106 | 1×6 | 19 × 140 | 20 × 143 |
| 203 | 2×3 | 38 × 64 | 40 × 65 |
| 204 | 2×4 | 38 × 89 | 40 × 90 |
| 205 | 2×5 | 38 × 114 | 40 × 117 |
| 206 | 2×6 | 38 × 140 | 40 × 143 |
| 208 | 2×8 | 38 × 184 | 40 × 190 |
| 210 | 2×10 | 38 × 235 | 40 × 241 |
| 212 | 2×12 | 38 × 286 | 40 × 292 |
| 304 | 3×4 | 64 × 89 | 65 × 90 |
| 306 | 3×6 | 64 × 140 | 65 × 143 |
| 404 | 4×4 | 89 × 89 | 90 × 90 |
| 406 | 4×6 | 89 × 140 | 90 × 143 |
| 408 | 4×8 | 89 × 184 | 90 × 190 |
単位はmmです。寸法型式の数字は、呼び名の2つの数字を並べたものです(204=2×4)。204を2枚合わせた「204W」(76×89mm)も規格に入っています。厚さと幅の許容差は±1.5mmで、長さは表示より短くなってはいけません(JAS 0600 表2)。
呼び名と実寸が違う理由
「2×4」は、北米で使われてきた呼び方で、2インチ×4インチ(約51×102mm)を表します。日本ツーバイフォー建築協会も、2インチ×4インチの規格材を多く使うことから「ツーバイフォー工法」と呼ばれると説明しています。
米国の製材規格(PS 20)では、呼び寸法は「サイズ区分のラベル」で、仕上がり寸法を表すものではないとしています。製材を乾燥させ、表面を機械で削って仕上げるため、乾燥した2×4は1-1/2 × 3-1/2インチ(38.1 × 88.9mm)になります。JASの38×89mmは、この寸法に合わせた値です。
長さのフィートとmmの換算
1フィートは0.3048mです。北米の製材の規格では、長さは1フィートか2フィートの倍数が標準です。フィートで表された長さは、次のようにmmに直します。
| 長さ | mm |
|---|---|
| 6フィート | 1,828.8 |
| 8フィート | 2,438.4 |
| 10フィート | 3,048.0 |
| 12フィート | 3,657.6 |
| 14フィート | 4,267.2 |
| 16フィート | 4,876.8 |
6フィート(1,828.8mm)は、尺貫法の6尺(1,818mm)より約11mm長くなります。JASは長さの種類を決めていないので、実際にある長さは販売店で確かめてください。
樹種と等級
JASでは、樹種を「樹種群」に分けています。よく見かけるのは次のものです。
| 樹種群 | 含まれる主な樹種 |
|---|---|
| S-P-F | スプルース・パイン・ファー類(ホワイトスプルース、ロッジポールパイン、バルサムファー など) |
| Hem-Fir | ヘムロック・ファー類(パシフィックコーストヘムロック、グランドファー など) |
| D Fir-L | ダグラスファー、ウェスタンラーチ など |
| JS I・JS II・JS III | ヒノキ・スギ・カラマツ(国産材) |
等級は、目で見て区分する「甲種枠組材」(特級・1級・2級・3級)と「乙種枠組材」(コンストラクション・スタンダード・ユティリティ)、機械で曲げの強さを測って区分する「MSR枠組材」があります。構造材として使うときは、設計で指定された樹種群と等級を使います。
ツーバイフォー工法での使い分け
ツーバイフォー工法(枠組壁工法)では、国土交通省告示第1540号で、部材ごとに使える寸法型式が決められています。
| 部材 | 使える寸法型式の最小 |
|---|---|
| 土台 | 204以上 |
| 床根太・端根太・側根太 | 206以上 |
| 耐力壁の下枠・たて枠・上枠 | 204以上 |
| たるき・天井根太 | 204以上 |
床根太には204は使えず、206以上が必要です。耐力壁のたて枠の間隔は、告示では階や地域、たて枠の寸法型式によって50cm以下や65cm以下などと決められています。日本ツーバイフォー建築協会の参考図では、「縦枠206@455」のように455mm間隔で割り付けた例が示されています。
外壁に206を使う例
日本ツーバイフォー建築協会の参考図では、外周の耐力壁を206、内部の壁を204とし、外壁の充填断熱材の厚さを140mm(206の幅)とした例が示されています。204の壁の厚さは89mm、206の壁は140mmなので、厚い断熱材を入れたいときに206の壁が使われます。
よくある失敗
呼び名の寸法で計算する
2×4を「2インチ×4インチ=約51×102mm」として計算すると、実寸の38×89mmと大きくずれます。割付けや納まりは、必ず実寸で計算します。
乾燥材と未乾燥材の寸法を混ぜる
同じ204でも、乾燥材は38×89mm、未乾燥材は40×90mmです。1本の中で混ぜると、面がそろいません。
6フィートを6尺と同じ長さと思う
6フィートは1,828.8mm、6尺は約1,818mmで、約11mm違います。尺モジュールの寸法に合わせるときは、切って使います。
2×4材のサイズについてよくある質問
2×4材の実寸は何mmですか
JASの乾燥材で、厚さ38mm・幅89mmです。未乾燥材は40×90mmです。
2×6材の寸法は
乾燥材で38×140mmです。厚さは2×4と同じで、幅が広くなります。
なぜ2インチ×4インチより小さいのですか
「2×4」は呼び名で、乾燥させて表面を削って仕上げるため、実寸は38×89mm(1-1/2 × 3-1/2インチ)になります。
8フィートは何mmですか
2,438.4mmです。1フィートは304.8mmです。









